1. HOME
  2. 地下室・擁壁工事

地下室工事・擁壁工事

地下室工事・擁壁工事

地下室・擁壁工事

地下・擁壁工事

大切にしている『8つのシミュレーション』

ご依頼を頂くとまずは現場へ
土地の特性をくまなく丁寧に把握するために、ときに3時間以上現場に居ることもー。土地の個性を最大限に活かした最適な完成図が頭の中で仕上がるとともに、問題点の洗い出しはもちろん、着工してから完成までのシミュレーションを設計・協力業者・必要機材・最適工程・見積り・などあらゆる観点からで段取り良く進むようイメージし、工事のトータルプロデュースの原案をかためます。

concept01

1.構造設計シミュレーション

「隣地の家や石垣が崩落するのでは…」「支障物があるので、構造物の断面が確保できない…」等、難しい現場は課題が山積です。いざ設計や施工の段階で、構造設計者と施工者のせめぎ合いとなり、計画が頓挫するなどという不幸をよく聞きます。弊社は実現可能な最適な構造物を、最初の段階から自信をもって提案いたします。

concept02

2.地盤改良シミュレーション

現地地盤データや近隣地盤データを収集し、地盤改良が必要かどうか判断します。設計の段階になると地盤調査を行い、最適な地盤改良工法(置換え工法、浅層地盤改良、柱状改良、鋼管杭、PHC杭など)の選定を行います。

協力業者

3.協力業者シミュレーション

現場の種類は多種多様。100を超える優秀な施工班を工事内容により段取り良く組み合わせます。それぞれの分野、工種に誇りを持った施工班の能力を100%発揮するにはどうしたらよいかを常に考えています。

concept04

4.使用重機シミュレーション

使用する施工機械が適切でなければ、無駄な時間と労力が発生するばかりか、危険な作業となる場合があります。特に重機は騒音、振動が少なからず発生しますので、ご近隣への影響も考慮して、適切な重機を選定します。

concept05

5.懸念事項シミュレーション

計画がスタートしてから問題点を解決するのは余計な費用や労力が発生するばかりか、時には危険な状態のまま工事がストップしてしまいます。懸念事項は一番最初の段階で洗い出す必要があります。既存土留めの安全性確認、近隣地形状況・河川・池などより地下水位有無の想定、近接建物の安全確保、越境、埋設配管・ガス管・電線切り回し、近隣住民動線確保など、確認すべきポイントは多岐にわたります。

mitumori

6.見積りシミュレーション

各種シミュレーションを、現地調査の段階で綿密に行うことにより、懸念事項を徹底排除し、無駄や漏れのないスマートなお見積りを、スピーディーに作成することができるのです。

concept07

7.行政対応シミュレーション

行政によっては独自の技術基準を持っているケースがあります。行政指導に対応する技術的な提案を行い、計画の方向性を決めます。

concept08

8.最適工程シミュレーション

各工種、適切な作業歩掛りの算出を行い、詳細な工程を作成します。特に1日当たり作業量の大きい、解体、山留、地盤改良、掘削などの土工事については、時間単位の詳細工程を現地でシミュレーションします。

擁壁工事

擁壁工事は、適切な設計と綿密に計画された施工により、初めて強くて美しい擁壁となります。震度6の地震で崩落するような擁壁は、設計か施工もしくは両方のミスが必ずあると考えて間違いありません。

RC建設の擁壁は、設計から施工まで責任をもって行います。資産としての建物や、かけがえのない人命を見えない部分でガッチリ支えます。

事例01: 狭小現場の擁壁やり替え工事

youheki01

建物を存置しながらの狭小現場の事例です。限られたスペースのため、構造断面や必要地耐力確保などの設計条件。施工中の既存建物の安全確保。施工機械や手順の検討。さらには工程や予算まで、着工までに多くの問題がありましたがスマートに完成しました。

事例02: ベース幅の取れない特殊擁壁工事

擁壁事例

後に造る建物と干渉するため、擁壁のベース幅に制約があったケースです。転倒モーメントに対応するために、根固めコンクリート巻きを行ったH鋼とRCの複合擁壁として構造設計を行いました。状況に応じたクリエィティブな発想を大切にします。

地下室工事

地下室工事のよくある失敗事例は、施工中の地盤沈下や仮設土留めの倒壊などによる近隣への被害です。また、完成した後の漏水による施主への被害も後を絶ちません。いずれも経験の乏しい施工業者そのものが原因である場合がほとんどです。弊社は、豊富な知識と経験、高度な施工により、発注者様へ安全と安心を供給します。

basement01

山留工事

山留工事は、後の品質と施工中の安全に一番影響する工程です。地中障害が出ることなどもあらかじめ想定し、問題があった場合には、瞬時に次の一手を講じる必要があります。一切の妥協はしません。

basement02

地盤調査

構造物を造るうえで、地盤の地耐力は非常に重要です。どんなに完璧なコンクリート構造物を造ったとしても、地盤が弱ければすべてが台無しです。地盤調査の手法は現場の状況と必要なデータをもとにSS調査、ボーリング調査、平板載荷試験、三軸圧縮試験などを組み合わせます。

basement03

土工事~防水工事

近隣への配慮のため、低騒音で適切な施工機械を選定し、土工事を進めます。
山留の変位がないか、周辺の地盤の状況に変化がないかの確認も必須です。
防水工事は、欧米でもっとも信頼のあるボルテックス防水を採用しています。

basement04

耐圧配筋工事

構造図面に沿って配筋を組み立てます。重ね継手位置を千鳥にするなどJASS5に乗っ取って施工をしますが、特記仕様書の内容も確認します。

basement05

耐圧コンクリート打設

捨てコン、防水面に適度な水湿しを行い、コンクリートを打設します。冬場の凍結や夏場の散水など、養生も適切に行います。

basement06

防水工事

壁の貫通セパは漏水の弱点になるため、極力下部につけないよう配慮しています。セパ穴部分は入念に防水処理を行います。

basement07

壁配筋工事

壁配筋は、防水面を傷つけないよう特に注意を払います。

basement08

壁配筋完了

配筋が図面通りかは当然のポイントですが、壁配筋が型枠との適切な被りの確保が最も重要なポイントとなります。

basement09

壁・スラブ型枠支保工

コンクリートの圧力に耐えるよう、水平支保工を強固に組み立てます。スラブ上には天井インサートを埋め込みます。以降土足厳禁です。

basement10

スラブ・基礎配筋

スペーサー位置も等間隔に配置し、整然としています。

basement11

立上りコンクリート打設

躯体のコンクリート工事が完了です。外回りには防水を施しています。コンクリート強度が設計基準強度を上回ったらサポートを撤去し、完了となります。

basement12

躯体内部状況

しっかりと打設されたコンクリートはジャンかや打継ぎ目もなく、きれいな状態です。地下水位が高くても漏水はありません。

お問い合わせからアフターフォローまで

複雑・狭小・崖地・高低差・近接…
難解工作物をスマート一括プロデュース

工事のステップ1
お電話かメールにてお問い合わせください。
現場の図面などの具体的な資料も送付ください。
資料を確認させていただいた上で、担当の者がお伺いいたします。

工事のステップ2
RC建設は現地調査にこだわります。細部の詰めが甘い部分が工事着工時に大きな問題として初めて出てきてしまいます。計画がスタートしてから問題点を解決するのは無駄な費用や労力が発生するばかりか、時には危険な状態のまま工事そのものがストップしてしまいます。そのため、懸念事項は一番最初の段階で洗い出す必要があります。既存土留めの安全性確認、近隣地盤データの参照、近隣地形状況・河川・池などより地下水位有無の想定、近接建物の越境、埋設配管・ガス管・電線切り回し、近隣住民動線確保など、確認すべきポイントは多岐にわたります。

工事のステップ3
綿密なシミュレーションを現地調査の段階で行うことにより、懸念事項を徹底排除し、無駄や漏れのないスマートなお見積りを、スピーディーに作成します。スピーディーかつ正確な見積りで、住宅メーカー様の競合他社との差別化にも貢献いたします。要望があれば当日見積り対応もいたします。

工事のステップ4
構造設計のみを業務としている方は、現況図さえあれば、現場を見なくても構造設計や施工図を作成できるでしょう。それは、責任を伴わないからです。RC建設は現場をくまなく調査したうえで、施工を見越した構造設計と施工図を責任をもって作成します。だからミスや不具合がないくスマートなのです。

工事のステップ5
対象の構造物により、SS調査、ボーリング調査、平板載荷試験、試掘調査のほか、三軸圧縮試験を行い、地盤支持力やN値の計測、土の力学的特性を見極めます。一般的に外構工事というイメージだと地盤調査がおろそかになりがちです。小さな擁壁でも相当な地耐力が必要になる場合もありますので安易に考えてはなりません。

工事のステップ6
現場の状況とその地盤に、最適な地盤改良工法(置換え工法、浅層地盤改良、柱状改良、鋼管杭、PHC杭など)の選定を行います。また、構造物の形状に工夫を加え、地盤改良を不要とする提案なども行います。

工事のステップ7
多くの現場で一番問題が生じるのが山留工事です。仮設だからといって安易に考え失敗するケースが大変多い為、注意が必要です。地山の崩壊に関しての賠償責任保険は、どこの保険会社も免責としています。一度事故が起これば、復旧費用は多額な上に全額自己負担。施工業者は「設計が悪い。元請け責任だ」などと言って逃げ出すケースもあるようです。安全の確保のために、山留工事と解体工事を同時に行うことも多くあります。

工事のステップ8
高低差や狭小などの特殊な現場の土工事は特に綿密な計画が必要です。施工重機の選定と1日当たりの作業量算出、重機や人員配置など、日々変化する現場の状況に柔軟に対応する必要があります。難しい案件では、口頭だけでは100%伝えることは不可能です。一目瞭然なステップ図をCADで作成し、協力業者や元請け様と同じ認識のもと、完璧に作業を行います。ライフラインの先行工事なども最適なタイミングで工程に組み込みます。

工事のステップ9
躯体工事を専門としている建設技術者は実はあまり多くありません。むしろ苦手意識が多い分野なのではないでしょうか。躯体工事が失敗したケースの多くは、「施工管理がおろそかだった監督が悪い!」「鉄筋屋の工程が遅れたからだ!」「型枠屋が問題に気づいているのにそのまま施工した!」「コンクリートの打設手順が悪い!」「そもそも設計が悪い!」などなど、他責の応酬という醜いやり取りが発生します。縦横のつながり・一体感が無くてはよいものが作れるはずがありません。RC建設は決して職人任せにはしません。いつもの職人さんがいつも通り気持ちよく作業してもらうため、技術的な懸念事項や要望を先回りして解決するようつねに心がけています。鉄筋工事、型枠工事、足場工事、コンクリート工事など細部にまで妥協を許さない品質を確保するよう全員で取り組んでいます。

工事のステップ10
コンクリート構造物にも寿命があります。しかしながら、その寿命は設計と施工の技術力のほか、おかれている自然状況などにも大きく影響します。どのような構造物でも経年劣化は避けられないものなのです。しかしながら、RC建設のコンクリート構造物は現場調査の段階から数十年先を見据え、構造設計を経て、不具合の生じないコンクリート構造物を造ります。その後のアフターフォローは、コンクリート構造物の調査、劣化評価、補強技術、維持管理技術などきわめて幅広い知識を習得したコンクリート診断士が対応いたします。