欠陥補修

欠陥補修

ひび割れ

ひび割れ

ひび割れ
コンクリートは本質的にぜい性材料であるため、鉄筋コンクリート構造物のひび割れは宿命的なものであります。現状の技術ではひび割れの発生を完全に防止することはできないため、よく施工された鉄筋コンクリート構造物においても、コンクリート表面には種々のひび割れが認められます。しかし、コンクリートのひび割れはすべてが問題というわけではなく、構造物にもたらす障害によって有害なものと無害なものに区別する必要があります。その上で、ひび割れの発生原因、発生状況、ひび割れ幅の大小、ひび割れ変動の大小、鉄筋の腐食の有無などを専門家が評価を行い、各種補修工法を選定し使い分けることになります。弊社では経験豊富なコンクリート診断士が現地に赴き、総合的な評価と判断を行い、最善のご提案を行います。

エポキシ樹脂注入工法

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ひび割れにエポキシ樹脂を注入する工法は、0.4MPa以下の圧力で注入する低圧低速注入工法が一般的で、ゴム等の圧力を利用した注入治具を用いることで自動的に注入することが可能です。そのため、利便性と補修効果から現在最も採用されているひび割れ注入工法です。

ポリマー超微粒子セメント充填工法

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普通セメントの平均粒径は20~30μmであり、注入可能なひび割れ幅は最小0.5㎜程度です。それに対し、ポリマー超微粒子セメントの粒径は3~4μmで注入可能なひび割れ幅は0.1~0.2㎜程度となっています。

漏水止水工法

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構造物の漏水箇所、ひび割れ等の隙間に薬液を注入し、長期に渡って止水効果を発揮できる薬液注入工法です。構造物中の水と反応し、ポリイソシアネート化合物(ウレタンポリマー)が膨張して微細なひび割れに浸透し内部空隙を完全に閉塞し止水します。

経年劣化による剥落

経年劣化
中性化や塩害などの原因による鉄筋腐食の進行に伴い、被りコンクリートがひび割れ、その後短期間の内に剥落に至ります。剥落は構造上、人体に対する安全上においても看過出来ない現象です。これらの劣化の原因を推定し、対応可能かつ現実的な補修方法を選定することが一番重要なポイントです。安易にさび止めとモルタル補修で表面を隠すような工事は根本的な解決になっておらず、大変危険です。補修方法は状況に応じ複合的観点で選定しなければなりません。弊社は、あらゆるコンクリート構造物の劣化に対し、プロとしての自覚と責任を持って対応いたします。

01住宅基礎の剥落補強事例

経年劣化
腐食により鉄筋断面の減少が見られるため、鉄筋を傷つけないよう丁寧に斫りとります。また、斫り深さはフェノールフタレイン溶液を噴霧することにより、必要以上に撤去しないように注意します。

02防錆処理

経年劣化
腐食した鉄筋表面の錆をワイヤーブラシ等により除去します。この作業は、後に打設するコンクリート等との付着を向上させるため必須な作業です。

03防錆処理

経年劣化
住宅基礎の剥落補強事例
表面の錆を除去した後、鉄筋に防錆剤を散布します。防錆剤が厚くなるとコンクリートとの付着を阻害するため、このケースではスプレータイプの防錆剤を使用しています。

04補強鉄筋組立て

経年劣化
既存鉄筋を残し、さらに外側に補強となる鉄筋を施工。一体化のため、基礎上部側面とベース部分にあと施工アンカーも施工。(被りもともとあった箇所のため、既存鉄筋は見えない)

05補強鉄筋組立て

経年劣化
この箇所は被りが15~20㎜であったため、既存の鉄筋が露出している。

06中性化試験

経年劣化
フェノールフタレイン溶液による中性化部分除去確認。

07型枠組立て

経年劣化
精度よく型枠を組み立てます。型枠完了後、もう一度被り厚さが確保されているか確認します。

08コンクリート打設

経年劣化
コンクリートを使用し、打設幅が狭いなどの理由で充填性の確保が難しいケースでは、無収縮モルタルによる充填を行います。